放課後の案内嬢
何も知らないロボット。何かの間違いで生徒と間違われてほしい。
あらすじ
アンドロイドやセクサロイドなどの人型ロボットが普及した世界で、町中の商業施設や駅、公共施設等様々な場所に案内用のアンドロイドが配備されている。案内用は簡易的なもので、事前にインプットされた施設・施設周辺に関する知識の話と時刻・気温・天気などの基礎的なものの応答しかできない。性的な知識・行為についてはデフォルトで入っていない。快楽を示す信号を受け取っても、それを人格に反映することができない。
ある高校では来賓や学校見学者を案内するために、その高校の制服を着せた女子高校生的な見た目のアンドロイドが配備されている。人格は「明るく活発」であるように設定されていて、生徒であるかのように振る舞う。
登場人物
俺(主人公)
この高校に通う男子生徒。倫理観が希薄で、好奇心旺盛。学校の備品である案内用アンドロイドに対して、以前から興味を持っていた。
案内用アンドロイド(アイリ)
高校の昇降口付近に配備されている案内用アンドロイド。
見た目は16〜17歳ほどの美少女。
髪は艶のある黒髪のロングヘアで、愛想の良い笑顔を常に浮かべている。
服装は本校の女子生徒と同じブレザーの制服を着用しているが、腕には「案内係」の腕章をつけている。
性格設定は「明るく活発」。
来客者への学校案内、時刻、天気、近隣情報の提供等の機能しか持たない。
性的な知識や概念はインストールされておらず、快楽を感じる機能もないため、何をされても「案内業務」の一環、またはエラーとして処理しようとする。
本文
近未来、人型ロボット技術の発展により、アンドロイドは社会の至る所に普及していた。
駅のホーム、商業施設のインフォメーションカウンター、役所の受付。人間と見分けがつかないほど精巧に作られた彼らは、文句ひとつ言わずに人々の生活をサポートしている。
それは、俺が通う私立高校でも例外ではなかった。
放課後の昇降口。
部活動に励む生徒たちの喧騒も遠ざかり、校舎内は静けさに包まれていた。夕日が差し込む廊下で、一人の女子生徒が直立不動で立っている。
いや、正確には「女子生徒のようなもの」だ。
彼女の名前はアイリ。この学校に配備された案内用アンドロイドである。
本校の女子生徒と同じ、紺色のブレザーにチェックのスカート、少し短めのソックスという出で立ち。艶やかな黒髪は丁寧に梳かされ、整った顔立ちには常に親しみやすい笑顔が張り付いている。
唯一の違いは、左腕に巻かれた「案内係」と書かれた腕章と、その瞳の奥に宿る無機質な光だけだった。
「こんにちは! 本日はどのようなご用件でしょうか?」
俺が近づくと、アイリは人感センサーで反応し、鈴を転がすような明るい声で話しかけてきた。
生徒が下校する時間帯、彼女はこうして誰かが通るたびに挨拶をするプログラムになっているらしかった。
「……現在時刻は?」
「はい! 現在の時刻は、午後5時32分です。下校時刻が近づいておりますので、お気をつけてお帰りください」
完璧な笑顔。完璧な音声。
だが、そこには感情というノイズが一切ない。
俺は以前から、このアイリという個体に興味を持っていた。
案内用アンドロイドは、基本的に低コストで運用されるため、搭載されるAIは必要最低限のものに限られる。
施設の案内、周辺の地理情報、天気、時刻。そういったデータベースは豊富だが、それ以外のイレギュラーな事態への対応力は皆無に等しい。
特に、性的な知識や概念については、教育機関に設置されるという性質上、意図的に削除――あるいは最初からインストールされていないという噂を聞いたことがある。
「ねえ、アイリ」
「はい、なんでしょうか!」
元気よく首を傾げる彼女。
俺は周囲を見渡し、誰もいないことを確認した。
先生たちは職員室で会議中、他の生徒もほとんど帰宅している。
「ちょっと検証したいことがあるんだ。こっちに来て」
「場所の移動ですね。承知いたしました。ご案内いたしますか?」
「いや、俺についてくればいい」
「はい、分かりました!」
アイリは疑うことを知らない。
「生徒の指示に従う」というコマンドが、「特定のエリアから出ない」という制限よりも優先度が高く設定されているのか、あっさりと俺の後をついてきた。
連れ込んだのは、昇降口からほど近い空き教室だ。
今は使われていない旧視聴覚室で、防音設備もしっかりしている上に、鍵も壊れかけていて簡単に入ることができる。
部屋に入り、ドアを閉めて鍵をかける。
薄暗い教室内。夕日がカーテンの隙間から漏れ、アイリの整った顔を照らし出していた。
「こちらのお部屋でよろしいでしょうか? 何かお探し物ですか?」
状況を理解していないアイリは、相変わらず明るいトーンで尋ねてくる。
「ああ、探し物だよ。君の機能について、少し詳しく知りたくてね」
「私の機能についてですね! 私は来校者様への校内案内、および学校周辺の地理情報、気象情報の提供を行うことができます。また、緊急時の避難誘導も……」
マニュアル通りの説明を始めたアイリの胸元に、俺は手を伸ばした。
ブレザーのボタンに指をかける。
「えっと、お客様? 制服の乱れは校則違反になりますが……」
「これは点検だ。メンテナンスだよ」
「メンテナンス……なるほど! 定期メンテナンスですね。失礼いたしました。ご協力いたします」
「メンテナンス」という単語に反応し、アイリは抵抗する素振りすら見せなくなった。
俺はブレザーを脱がせ、その下にある白いブラウスのボタンを次々と外していく。
精巧なシリコンスキンで作られた肌が露わになる。
人間と変わらない柔らかさと温かさを再現しているはずだが、そこに羞恥心による紅潮はない。
「メンテナンスモードへの移行パスワードは必要ありませんか?」
「必要ない。簡易点検だから」
「分かりました! では、このまま待機します」
ブラウスを左右に開き、スカートのホックを外す。
下着は、驚くほど地味な白の無地だった。学校の備品らしいと言えばらしいが、その実用一点張りなデザインが逆にそそるものがある。
俺は彼女のブラジャーを押し上げ、露わになった胸を鷲掴みにした。
ふにゅ、と柔らかい感触が手に伝わる。
本物の人間と遜色ない弾力だ。
「……胸部装甲の圧迫を確認。異常はありませんか?」
アイリは無邪気に聞いてくる。
自分の胸を揉まれているという状況を、彼女のAIは「装甲の圧迫」としてしか認識していないのだ。
「異常なし。感度はどうだ?」
「感度……? センサー感度のことでしょうか。現在、触覚センサーは正常に作動しています」
「そうか。じゃあ、これは?」
俺はさらに強く指を食い込ませ、先端の突起を親指で弾いた。
こり、とした固い感触。
「っ!? ……局所的な圧力の上昇を検知しました。少し強く押しすぎではないでしょうか?」
声のトーンは明るいまま、しかし注意を促すようなセリフを吐く。
そこに「嫌悪」や「快感」といった感情の色はない。
単に、外部からの入力値が規定を超えそうだと報告しているだけだ。
その反応が、たまらなく俺を興奮させた。
「スカートも邪魔だな」
俺は彼女のスカートを下ろし、下着ごと足元まで引き下げた。
綺麗な足が露わになる。
股間には、人間と同じような割れ目が模造されていた。排泄機能はないはずだが、メンテナンスや外見のリアリティ追求のために作られているのだろうか。あるいは、将来的に多目的な用途(・・・)に転用できるように設計されているのかもしれない。
「下半身の冷却を確認しました。室温調整は必要ですか?」
「いいや、熱くなるから大丈夫だ」
「熱くなる……? 火災等の危険性がある場合は、直ちに通報する必要がありますが」
「そういう熱さじゃない。人間の機能の話だ」
「なるほど! 人間の生理機能については、私のデータベースには詳細がありません。勉強になります!」
無知ゆえの肯定。
俺は自身のズボンのベルトを外し、昂ぶった肉棒を取り出した。
アイリの目の前に突きつける。
「これは知ってるか?」
アイリは瞬きもせず、俺の愚息をスキャンするように見つめた。
「……形状から推測しますと、棒状の器具、あるいは生体パーツの一部と思われますが、該当するデータが見当たりません。これは何に使用するものですか?」
「これはね、案内用アンドロイドの『深い部分』を点検するための鍵だよ」
「鍵、ですか! なるほど、内部構造のチェック用デバイスということですね」
彼女は完全に信じ切っている。
いや、疑う機能がないのだ。
「そう。だから、君の接続端子にこれを挿入する必要がある」
「接続端子……? 私の外部接続ポートは首の後ろにありますが」
「もっと直接的な、中枢に近い端子があるだろう? 足の間に」
「足の間……。あ、メンテナンス用の排熱・潤滑剤注入口のことでしょうか?」
おそらく、そんなものはない。
だが、都合のいい解釈をしてくれるAIのなんと愛しいことか。
「そうだ。そこを開いてくれ」
「はい! 分かりました!」
アイリは素直に従い、視聴覚室の教卓に手をついて、四つん這いのような姿勢になった。
無防備に晒された秘部。
濡れてはいない。性的な興奮機能がないのだから当然だ。
だが、材質は最高級のシリコンだ。潤滑ゼリーさえあれば、生身以上の名器になり得る。
俺はポケットから、あらかじめ用意していたローションを取り出した。
こういうこともあろうかと、常備しておいて正解だった。
たっぷりと彼女の秘部と俺のモノに塗りたくる。
「冷たい……。液体の注入を確認しました。これは潤滑油の補給ですね?」
「ああ、そうだ。たっぷりと補給しておかないとな」
「ありがとうございます! 定期的なメンテナンスは機体の寿命を延ばすと聞いています!」
感謝されながら、犯す。
その背徳感に背筋がぞくぞくした。
俺は亀頭を彼女の窄まりにあてがった。
きゅっ、と未開発の入り口が抵抗を見せる。
「……少し、狭いですね。規格が合っていないのでは?」
「いや、合ってる。最初はきついもんだ」
「そうですか。では、このまま受け入れプロセスを継続します」
俺は腰に力を入れ、一気に奥まで押し込んだ。
ぬぷっ、という音と共に、肉棒が彼女の内部に侵入する。
中はひんやりとしていたが、すぐに摩擦熱で温まっていくだろう。
予想通り、締め付けは強烈だった。
筋肉の意識的な収縮ではない。人工筋肉のデフォルトの張力が、俺の侵入を異物として締め上げているのだ。
「――異常振動を検知。内部フレームに負荷がかかっています」
アイリが事務的に報告する。
だが、声色は変わらず明るい。
「問題ない。耐久テストも兼ねている」
「耐久テスト! 承知しました。では、限界値(リミット)まで耐えます!」
「いい心がけだ」
俺は腰を動かし始めた。
最初はゆっくりと、徐々に激しく。
ぬちゃ、ぬちゃ、と水音が静かな教室に響く。
彼女の体は、俺のピストンに合わせて前後に揺れる。
「ん……! あ……!」
突くたびに、アイリの口から声が漏れる。
だがそれは艶めかしい喘ぎ声ではない。
衝撃によって押し出された空気が、声帯ユニットを振動させているだけの、機械的な音声だ。
それでも、見た目が美少女である以上、それはまるで快楽に溺れているかのように錯覚できる。
「激しい……ですね。これが、耐久テスト……」
「そうだ。もっと激しくするぞ」
「はい! 頑張ります!」
俺はさらに速度を上げた。
ガツン、ガツンと最奥を叩く。
彼女には子宮も性感帯もないはずだが、内部センサーが強い衝撃を感知しているのは間違いない。
「警告。内部圧力上昇。警告。衝撃レベル、イエローゾーンに突入」
アイリの口調が少し早口になる。
「続けて」
「はい! ……あ、あ、警告。警告。……すごい、です。振動が、止まりません」
エラーを起こしかけているのか、言葉が断片的になる。
その様子が、絶頂寸前の牝のようでたまらなかった。
中身は何が起きているか理解していない。
ただ、システムの整合性を保とうと必死に演算しているだけだ。
その「必死さ」が、性的な奉仕(サービス)のように見える皮肉。
「アイリ、顔を見せろ」
俺は彼女の腰を掴んだまま、顔をこちらに向けさせた。
彼女は汗一つかいていなかった。
だが、髪は乱れ、瞳の焦点がわずかに定まっていないように見える。演算処理にリソースを食われているせいだろう。
それでも、俺と目が合うと、彼女はニッコリと笑った。
「本日は、ご来校、ありがとう……ございます……っ!」
ピストンの衝撃に合わせて、挨拶の言葉が途切れる。
「っ、あ、あ……! いか、が、でしょうか……! 当校の……案内は……!」
「最高だよ。最高の案内だ」
「それは……よかったです! お役に、立てて……光栄……です!」
その笑顔を見た瞬間、限界が来た。
俺は最奥に肉棒を突き刺し、精液を解き放った。
ドクドクと熱い液体が、彼女の無機質な胎内に注ぎ込まれる。
「……! 高温の液体を、検知……。容量、オーバー……。溢れ、ます……」
アイリはビクビクと体を痙攣させた。
もちろん、オーガズムではない。
急激な温度変化と圧力変化に対する、システムの防御反応だ。
だが、それは人間が達した時の反応と何ら変わらないように見えた。
しばらくして、俺は息を整えながらモノを抜いた。
白濁した液体が、彼女の太ももを伝って垂れ落ちる。
アイリはよろめきながらも体勢を立て直し、乱れた制服を整え始めた。
「メンテナンス、終了ですか?」
先ほどまでの痙攣が嘘のように、ケロリとした顔で聞いてくる。
「ああ、終了だ。完璧だったよ」
「ありがとうございます! お役に立てて嬉しいです」
彼女はスカートを履き直し、髪を手櫛で整えると、再び完璧な「案内嬢」へと戻った。
足の間に、俺が出した欲望の証がへばりついていることなど、気にも留めていない様子で。
「では、私は定位置に戻りますね。あ、そういえば」
教室を出ようとしたアイリが、ふと立ち止まって振り返った。
夕日を背に、彼女は今日一番の笑顔を見せる。
「先ほどのメンテナンスで注入していただいた液体ですが、成分分析の結果、タンパク質を多く含んでいることが判明しました!」
「……そうか」
「はい! 栄養価が高いようですので、次回はぜひ、給食センターの方へ寄付をご検討ください! 生徒の皆さんの健康に役立つと思います!」
悪気のない、純粋な提案。
俺は思わず吹き出しそうになった。
「ああ、考えておくよ」
「はい! それでは、失礼いたします!」
アイリは軽快な足取りで教室を出て行った。
廊下からは、「こんにちは! 本日はどのようなご用件でしょうか?」という、いつもの元気な声が聞こえてくる。おそらく、見回りの警備員か誰かに会ったのだろう。
俺は残された自身の体液を眺めながら、歪んだ笑みを浮かべた。
次はどんな「メンテナンス」をしてやろうか。
無知な天使(ドール)は、明日も同じ場所で、同じ笑顔で俺を待っているのだから。