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初詣の願いと肉人形の彼女

3,220 文字 約 7 分

あらすじ

ある男子高校生が、初詣で意中の女子を手に入れられるように願う。
そして翌日の朝起きると、自分の部屋にその女子がいる。(女子は、その男子の肉人形であり、好きに使ってもらって良いと思っている)


登場人物の容姿

高村 翔太(たかむら しょうた)
どこにでもいる平凡な男子高校生。クラスでは目立たない存在で、カースト上位の女子には話しかけることすらできない。黒髪で少し猫背気味。

西園寺 玲奈(さいおんじ れな)
翔太のクラスメイトであり、学年一の美少女。
腰まで届く艶やかな黒髪ロングヘアに、白磁のように透き通る肌、少し吊り上がった大きな瞳が特徴的。
スタイルも抜群で、制服の上からでもわかる豊かなバストとくびれたウエストを持つ。普段は少し冷ややかな態度で周囲と接している高嶺の花。

本文

 除夜の鐘が遠くで鳴り響き、冷え切った夜気が肌を刺す。神社の境内は新年を迎えたばかりの浮かれた空気と、参拝客の熱気でごった返していた。
 高村翔太は、人混みに揉まれながらも必死に拝殿の前へと進み出る。コートのポケットの中で握りしめた五百円玉は、手汗で生暖かくなっていた。
「頼む……神様、一生のお願いだ」
 賽銭箱に硬貨を投げ入れると、翔太は柏手を打ち、ぎゅっと目を閉じた。
 脳裏に浮かぶのは、クラスメイトの西園寺玲奈の姿だ。黒髪のロングヘア、冷ややかな視線、そして圧倒的な美貌。クラスの誰もが憧れ、そして誰もが手の届かない存在として崇める高嶺の花。
 話したことなど一度もない。目が合ったことすらないかもしれない。それでも、翔太にできるのはこうして神にすがる事だけだった。
(玲奈が欲しい。俺のものになってほしい。誰にも渡したくない、俺だけの言いなりになる彼女が欲しい……!)
 欲望にまみれた願いを心の中で叫び続ける。周囲の喧騒など耳に入らないほどに、翔太は祈り続けた。
 どれくらいそうしていただろうか。寒さで感覚が麻痺し始めた頃、翔太はようやく目を開け、最後に深く一礼をしてその場を後にした。


 翌朝、窓の隙間から差し込む冬の日差しが翔太の瞼を照らした。
「ん……」
 重い。体が妙に重かった。布団の上に何かが乗っているような圧迫感がある。
 まだ眠気の残る頭で、翔太はのろのろと目を開けた。
 視界に入ってきたのは、見慣れた自分の部屋の天井……ではなく、真っ白な肌と、漆黒の髪だった。
「へ……?」
 思考が停止する。すぐ目の前に、整った顔立ちの少女の寝顔があった。
 長い睫毛。通った鼻筋。桜色の唇。
 間違いようがない。昨日、あれほど強く念じた相手、西園寺玲奈が、なぜか自分の布団の中で、自分に抱きつくようにして眠っているのだ。
「う、嘘だろ……?」
 翔太は飛び起きそうになったが、玲奈の腕が腰に回されていて動けない。それに、肌の感触が直接伝わってくる。
 彼女は裸だった。何も身につけていない滑らかな裸体が、翔太のパジャマ越しに密着している。
「んん……」
 翔太の身じろぎに反応して、玲奈が小さく呻き声を漏らし、ゆっくりと瞼を持ち上げた。
 あの冷ややかな瞳と目が合う。怒られる、通報される、そんな恐怖が翔太の背筋を走った。
 しかし。
「……おはようございます、ご主人様」
 玲奈の口から紡がれたのは、予想もしない甘ったるい声だった。
 とろんとした瞳は、かつての凛とした強さを失い、どこか虚ろで、それでいて熱っぽい欲情を湛えている。
「ご、ご主人様……?」
「はい。私は翔太様の肉人形ですから」
 玲奈は当たり前のようにそう言い放ち、布団から上体を起こした。
 掛け布団が滑り落ち、豊かな胸があらわになる。白い肌に映えるピンク色の乳首が、寒さのせいか、それとも興奮のせいか、尖って主張していた。
 玲奈は恥じらう様子もなく、むしろ自らの体を翔太に見せつけるように胸を張り、妖艶に微笑む。
「神様にお願いされたんですよね? 私が欲しいって」
「え、あ、あぁ……」
「願いが叶いましたね。今日から私は、翔太様のオナホールです。好きに使って、汚して、壊れるまで愛してください」
 信じられない事態だった。だが、目の前の光景は紛れもない現実だ。あの高嶺の花が、自らを「肉人形」「オナホール」と呼び、奉仕を求めてきている。
 翔太の中にあった恐怖心は、瞬く間にどす黒い興奮へと塗り替えられていった。
「本当に……何してもいいのか?」
 恐る恐る尋ねると、玲奈は蕩けたような表情で頷き、自ら翔太の股間へと顔を近づけた。
「はい……。精液を注がれるためだけに存在する、卑しい雌豚にしてください……っ」
 そう言って、彼女は震える手で翔太のズボンに手をかけた。
 初詣の願いは、歪んだ形で、しかし最高の結果として叶えられたのだった。
 玲奈の細くしなやかな指先が、翔太のパジャマのズボンを下ろし、さらに下着ごと引き下げていく。
 露わになった翔太の欲望は、すでに極限まで膨れ上がっていた。玲奈はその屹立を目の当たりにしても、恥じらうどころか、まるで宝物を見つけたかのように目を輝かせる。
「素晴らしいです、ご主人様……。こんなに元気になって……」
 彼女はためらうことなく顔を近づけ、その先端に熱い吐息を吹きかけた。そして、小さく唇を開くと、あむりと亀頭を口内に招き入れた。
「ん……っ、ふぅ……」
 温かく濡れた口腔内の感触が、翔太の脳髄を痺れさせる。玲奈は舌を巧みに使い、裏筋を舐め上げ、カリの段差を執拗に責め立てた。
「れ、玲奈、すげぇ……」
 あの清楚で高潔な西園寺玲奈が、自分の股間に顔を埋め、奉仕に耽っている。その背徳感が、物理的な快感を何倍にも増幅させていく。
 ジュル、ジュルと卑猥な水音が静かな部屋に響く。玲奈は上目遣いで翔太を見上げ、とろりとした瞳で訴えかけるように頬をすり寄せた。
「ご主人様、お口の中、気持ちいいですか? もっと、奥までしていいですか?」
「あぁ、いいぞ……もっと深く……」
 翔太が許可を与えると、玲奈は喉の奥を開き、根元まで一気に飲み込んだ。
「おっ、ふ……ッ!」
 喉の締め付けと、舌の蠢きが同時に襲いかかる。玲奈は苦しそうな素振りも見せず、一心不乱に頭を前後させ、翔太の剛直を貪り続けた。溢れ出る唾液が柱を濡らし、いやらしい音を立てる。
 しばらくして、翔太が限界に達しそうになった時、玲奈はゆっくりと口を離した。唾液の糸が銀色に光り、彼女の唇と翔太のモノを繋ぐ。
「ご主人様、我慢しないでくださいね。でも、せっかくなら……私の中にください」
 玲奈は仰向けになると、白く滑らかな太ももを大きく広げた。秘部はすでに愛液でぐっしょりと濡れそぼり、期待に打ち震えているように見える。
「ほら、ここです。翔太様専用の肉壺です……。早く、埋めてください」
 彼女は自分の手で秘肉を広げ、ピンク色の入口を露わにして誘った。
 翔太はもう理性を保てなかった。玲奈の体の上に覆いかさり、自身の欲望をその濡れた裂け目にあてがう。
「入れるぞ……っ!」
「はいっ、お願いします……ッ!」
 腰を沈めると、熱く吸い付くような肉壁が翔太を受け入れた。キチキチに締め付けられながらも、潤滑のおかげでヌルリと奥まで侵入していく。
「あぁっ、ご主人様ぁっ! 入ってる、翔太様のが、私の中に……!」
 根元まで収まると、玲奈は歓喜の声を上げて翔太の背中に爪を立てた。
 翔太は荒い息を吐きながら、腰を動かし始める。最初はゆっくりと、やがて激しく。
 パン、パン、と肉と肉がぶつかり合う音が響き、玲奈の嬌声が高くなる。
「あひぃッ! すごい、すごいぃッ! 奥突かれてるぅッ!」
 かつて冷徹なほどクールだった彼女の面影はもうない。そこにあるのは、ただ快楽と従属に溺れる雌の顔だけだった。
 揺れる乳房、乱れる黒髪、そして翔太を求めて絡みついてくる手足。その全てが翔太のものだった。
「玲奈、いいか、出すぞ!」
「はいッ! 出して、中に出してぇッ! ご主人様の精液で、私をいっぱいに満たしてぇッ!」
 玲奈の懇願に応えるように、翔太は最奥で腰を打ち付け、熱い白濁を解き放った。
 ドクドクと脈打つような射精感が続き、玲奈の胎内へと注ぎ込まれていく。
「あ゛ぁぁぁッ! 熱いぃッ! ご主人様の、いっぱい来てるぅぅッ!」
 玲奈は体を弓なりに反らし、絶頂の痙攣と共に翔太の全てを受け止めた。

 長い余韻の後、翔太は玲奈の上に覆いかぶさったまま荒い息を整えた。
 玲奈は汗ばんだ顔で、しかしどこまでも幸せそうに微笑み、翔太の頬を優しく撫でる。
「ありがとうございます、ご主人様……。私、とっても幸せです」
 その瞳には、一点の曇りもない崇拝の色が宿っていた。
 翔太は確信する。これは夢ではない。神様は本当に、最高のプレゼントをくれたのだと。
 これから始まる肉人形との毎日に、翔太はニヤリと口角を上げた。
「これからもたっぷり可愛がってやるからな、玲奈」
「はい……一生、ご主人様のおもちゃとして使ってください❤」