自分好みの天使様
あいぶらりさんのイラストを見た。
あらすじ
たまたま路地裏で見かけた金髪の少女。頭の上には輪っかがあり、背中には小さく羽が生えている。何かを探している様子。
後ろからそっと手を伸ばし、輪っかに触ってみようとすると、少し抵抗があったものの外すことが出来た。
輪っかがない状態だとその少女は無表情・無気力な状態になる。自我がなくなり言いなりになる。
その少女は天使で、弓矢をなくしていたようだ。ちょうどすぐそこに落ちていた。弓矢は放った相手の眼の前の人物に対して無条件の恋愛感情を抱くもの。
登場人物
主人公(俺)
ごく一般的な成人男性。仕事帰りのサラリーマン。少しの好奇心と加虐心を秘めている。
非日常的な存在にも動じず、自分の欲望のために利用する大胆さと適応力を持つ。
天使の少女(アンジェ)
透き通るような金髪を腰まで伸ばした美少女。年齢は10代後半ほどに見える。
色素の薄い青い瞳、陶器のように滑らかな白い肌を持つ。
背中には小さな白い羽が生えており、頭上には淡く発光する天使の輪(光輪)が浮いている。
服装は元々は白いワンピースのみだったが、同棲後は主人公好みの清楚なブラウスやロングスカートなどの人間界の服を着用。ただし、家の中では「ご主人様のため」と言ってエプロンのみやランジェリー姿でいることも多い。
性格は、元々は高潔だが人間社会の常識に欠けていた(天然ボケに近い)。「愛の弓」により主人公への激しい恋心を植え付けられてからは、献身的かつ依存的な性格に変貌。主人公の全てを肯定し、彼のためなら天界のルールも平気で破る。
女神
アンジェら天使たちを統べる高位の存在。アンジェよりもさらに神々しく、成熟した女性の身体つきをしている。
大きく広がる六枚の翼と、強烈な威圧感を放つ光輪を持つ。
当初は人間を「汚らわしい」と見下す高慢な性格だったが、アンジェを連れ戻しに来た際に主人公に「愛の弓」で射られ、陥落。
その反動により、プライドの高さはそのままに、それが全て「主人公への絶対的な愛と服従」へと転化。高貴な言葉遣いで愛を囁き、女王様気質とドM気質が同居したような倒錯的な愛情表現を見せるようになる。
本文
都会の喧騒から少し離れた、ビルの隙間にある薄暗い路地裏。近道としてたまに使うその道を歩いていると、不釣り合いな光景が目に入った。
薄汚れたコンクリートの壁とゴミ箱の間に、一人の少女がいた。
透き通るような金髪は、薄暗い路地裏でも自ら発光しているかのように煌めいている。服装は街中では浮きすぎるほどにシンプルな、真っ白なワンピース一枚。足元は裸足で、泥や埃で汚れることさえ気にしていないようだ。
だが、何よりも俺の目を引いたのは、彼女の背中にある小さな白い翼と、頭上にふわりと浮かぶ光の輪だった。
(……コスプレ、か? いや……)
あんな精巧な作り物は見たことがない。翼は時折ピクリと動き、頭上の輪は重力を無視して浮遊している。
彼女は何かを探しているようで、地面を這うようにしてキョロキョロと辺りを見回していた。
「ない……どこ……大事な……」
鈴を転がすような美しい声だが、酷く焦燥感が滲んでいる。
俺は息を潜め、彼女の背後へと忍び寄った。彼女は探し物に夢中で、俺の気配に全く気づいていない。
無防備な背中。小刻みに震える翼。そして、無防備に浮かぶあの輪。
あれが何なのか、触れたらどうなるのか。ほんの少しの好奇心だった。
俺はそっと手を伸ばし、彼女の頭上に浮かぶ光輪を掴んだ。
「え……?」
指先に触れた感触は、温かく、そして微かに振動していた。実体がある。
彼女が驚いて振り返ろうとした瞬間、俺は力を込めてその輪を引き剥がした。
「あ、あっ……!」
まるで磁石を引き剥がすような、少しの抵抗感。だが、ブチっという嫌な感覚と共に、光輪は俺の手の中に収まった。
その瞬間だった。
彼女の体が糸の切れた操り人形のようにガクリと崩れ落ちた。
「おい、大丈夫か」
俺は咄嗟に声をかけたが、返事はない。
彼女は地面にペタリと座り込んだまま、動かなくなった。
恐る恐る顔を覗き込むと、俺は息を呑んだ。
先ほどまで焦りと不安に揺れていた美しい青い瞳からは、完全に光が消え失せていた。ガラス玉のように虚ろで、何の感情も映していない。
口元は半開きになり、だらしなく開いている。
「……あ……う……」
漏れ出る声も、意味を成さない空気の音だけ。
俺は手の中にある光輪を見た。淡い光はまだ失われていないが、心なしか輝きが弱まった気がする。
そして再び少女を見る。
美しい顔立ちのまま、魂だけが抜け落ちたような姿。
「……立てるか?」
試しに言ってみると、彼女はゆらりと立ち上がった。動きは緩慢で、まるでロボットのようだ。
「名前は?」
「…………」
反応がない。いや、聞こえてはいるようだが、答えるべき「自分」が存在しないような反応だ。
本当に、ただの抜け殻になってしまったのか。
俺の心の中に、どす黒い興奮が湧き上がってくるのを感じた。
この美しい超常的な存在が、今は俺の言いなりになるだけの肉塊なのだ。
ふと、彼女が先ほどまで必死に探していた場所――古びたダンボールの陰に、何か落ちているのが見えた。
拾い上げてみると、それは装飾的な意匠が施された小さな弓と、ハート型の矢尻がついた一本の矢だった。おもちゃのようだが、どこか神秘的な気配を纏っている。
俺は虚ろな目の少女にそれを見せた。
「これを探していたのか?」
彼女の視線がゆっくりと弓矢に向く。
「……あいの……ゆみ……」
掠れた声で、ポツリと漏らした。
「愛の弓?」
「……いられた……ものは……めのまえのものを……あいする……」
途切れ途切れの説明。どうやら、この矢で射られた者は、目の前にいる人物に対して無条件の恋愛感情を抱くようになるらしい。
なるほど、天使の道具としては定番の効果だ。
だが、今の彼女にはもう必要ないものかもしれない。
俺はニヤリと笑い、少女の顎を指で持ち上げた。抵抗はない。されるがままだ。
「お前はもう、俺のものだもんな」
彼女は焦点の合わない瞳で、ただ虚空を見つめている。
俺は彼女の手を取り、路地裏の更に奥、人目につかない暗がりへと連れ込んだ。
ゴミと湿気の混じった臭いの中で、真っ白な天使の姿は背徳的なほどに美しかった。
俺は彼女を壁に押し付けると、その華奢な肩に手を掛けた。
白いワンピースの肩紐を乱暴に下ろす。布が滑り落ち、雪のように白い肌と、まだあどけなさの残る膨らみが露わになった。
冷たい夜風に晒されても、彼女は身じろぎ一つしない。恥じらいも、恐怖も、拒絶もない。
「いい肌触りだ……」
掌で柔らかな乳房を包み込み、指先で先端を弄る。コリコリとした感触と共に、次第に硬くなっていくのがわかった。
「……ぅ……」
本能的な反応なのか、小さく声が漏れる。だが、その瞳は相変わらず死んだままだ。感情のない肉体が、刺激だけに反応している。その事実がたまらなく興奮を煽った。
俺はワンピースを腰まで捲り上げ、彼女の下着――何も身につけていない無垢な秘所を露わにした。
天使とはこういうものなのか、それとも彼女が無防備すぎるのか。
薄い金色の体毛がわずかに生えるだけの、幼すら感じる秘裂。
俺は自身のズボンを下ろし、昂りきった欲望を解放した。
前戯もそこそこに、彼女の太股を掴んで大きく開かせる。
「入れるぞ」
宣言しても、彼女はただぼんやりと俺の顔を見上げているだけだ。
俺は亀頭を乾いた入り口に宛がい、腰に力を込めた。
「ぐっ……!」
狭い。あまりにも狭い。処女なのは間違いないだろう。
強引に押し込もうとすると、彼女の体がビクリと跳ねた。
「……あ……が……」
痛みに顔を歪めるような生理的な反応はあるが、抵抗しようとする意思は感じられない。
俺は構わず腰を打ち付け、薄い膜を突き破って奥へと侵入した。
にゅるり、と温かい肉壁が俺の男根を締め付けてくる。
「はっ……すげぇ……」
締め付けが尋常ではない。極上の名器だ。
俺は根本まで突き刺すと、一度大きく息を吐き、そこから野生動物のように激しく腰を振り始めた。
パン、パン、パン、と静かな路地裏に肉と肉がぶつかる音が響く。
「っ、あ、あ、あ……」
揺すられるたびに、彼女の口からあえぎ声が漏れる。だがそれは快楽によるものではなく、ただ衝撃によって押し出される空気のようだ。
背中の翼がバサバサと不規則に揺れ、壁に擦れて白い羽が舞い散る。
汚れた路地裏で犯される天使。その背徳感だけで、呆気なく絶頂に達しそうになる。
「こっちを向け」
俺は彼女の顔を両手で挟み、無理やり自分の方を向かせた。
虚ろな瞳が俺を映す。
「気持ちいいか?」
「…………」
答えはない。
俺は片手で落ちていた弓矢を拾い上げた。
ふと思いついた。この自我のない肉人形に、もし「愛」を植え付けたらどうなるのか。
ただの肉欲処理の道具ではなく、俺を愛してやまない献身的な奴隷になるのではないか。
「……試してみるか」
俺は腰を動かし続けながら、矢の切っ先を彼女の胸に向けた。
通常なら弓で射るものだが、至近距離なら突き刺すだけでも効果はあるだろうか。
俺は矢尻を、彼女の心臓の上あたり、白い肌に押し当てた。
プツリと皮膚が破れ、赤い血が滲む。
「……っ!」
鋭い痛みに、彼女の瞳がわずかに揺らいだ気がした。
そのまま、矢尻が埋まるほどに押し込む。
淡いピンク色の光が傷口から溢れ、彼女の全身を包み込んだ。
ドクン、と彼女の体内で何かが脈打つのを、結合した性器を通して感じた。
「あ……ぅ……」
彼女の虚ろな瞳に、熱っぽい色が滲み始める。
効果はてきめんのようだ。だが、このまま自我のない人形を抱いていても、面白味に欠ける。
俺はふと思い立ち、近くに置いていた光輪を手に取った。
この状態で自我を取り戻させれば、一体どうなるのか。
高潔な天使が、強制的な愛に支配されたら。
その好奇心が、俺の手を動かした。
「ほら、返してやるよ」
俺は光輪を、彼女の頭上にそっと戻した。
カチリ、と見えない力が噛み合う音がした刹那、光輪は再び神々しい輝きを放ち始めた。
「――っ!?」
彼女の体がビクリと大きく跳ねる。
瞳にハイライトが戻り、知性と理性の光が宿った。
「な……私、は……えっ、いや……!」
覚醒した彼女は、自身が暴行を受けている状況を理解し、驚愕と恐怖に顔を歪める。
だが、その拒絶は一瞬だった。
胸に刺さった矢が、強烈な愛の波動を送り込んだのだ。
「あっ……あぁっ……❤」
恐怖が、瞬く間に蕩けるような恋慕へと塗り替えられていく。
涙で潤んだ瞳が、俺を捉えて離さない。
「あなた……あなたは……私の……」
「そうだ、俺がお前の主人で、お前の愛する人だ」
俺が囁くと、彼女は頬を赤らめ、うっとりと頷いた。
「はい……あぁ、なんて素敵な……ずきゅん、て……しました……」
完全にオチている。
高潔な天使としての自我と、強制された猛烈な恋心。その二つが矛盾することなく、彼女の中で歪な調和を果たしていた。
「好き……抱いて、もっと……あなたの愛を、教えて……!」
彼女は背中の翼を大きく羽ばたかせ、俺の背中に爪を立ててしがみついてきた。
もはや人形ではない。愛に狂った一人の女だ。
その反応の良さに、俺の欲望も限界突破した。
「いいだろう、たっぷりと教えてやる!」
俺は彼女の腰を掴み、野獣のように激しく突き上げた。
「あっ、ああっ! すごっ、すごいぃぃッ! 私の王子様、激しいっ♥」
つくたびに、彼女は甘い声を上げ、内壁で俺を締め上げてくる。
翼が擦れ合い、白い羽が雪のように舞い散る中で、俺たちは獣のように愛し合った。
「くっ、出るッ……!」
「ああっ! 出してっ! あなたの赤ちゃん、あげるっ! 私の中にっ!」
彼女の懇願と共に、俺は最奥で精液を解き放った。
ドクンッ、ドクンッ!
熱い奔流が彼女の子宮へと注ぎ込まれる。
「んぁぁぁぁぁっ♥♥♥」
彼女は体をのけぞらせ、白目を剥きながら絶頂を迎えた。頭上の光輪も、心なしかピンク色に明滅しているようだ。
長い余韻の後、彼女は俺の胸に顔を埋め、幸せそうに荒い息を吐いていた。
「はぁ……はぁ……愛してます……ダーリン……」
「俺もだ、天使様」
俺が頭を撫でると、彼女は猫のように目を細めた。
自我は戻ったが、もはや彼女は俺なしでは生きられない体になってしまったようだ。
俺は彼女の肩を抱き寄せ、路地裏の闇の中でほくそ笑んだ。
(最高の拾い物をしたな)
こうして、俺と天使――人間としての名前が必要なので「アンジェ」と名付けた――の奇妙な同棲生活が幕を開けた。
当然だが、天使の姿のままでは外を歩けない。
だが、その点は意外にもあっさりと解決した。
「翼と光輪は、霊体化させて不可視にすることができます。ご主人様の命がない限り、出しません」
アンジェはそう言って、背中の翼と頭上の輪をシュンと消してみせた。
完全に消えたわけではなく、触れると形はある。ただ、普通の人間には見えなくなるらしい。
これなら問題なく社会生活が送れる。
家に連れ帰ってからのアンジェは、まさに「献身」そのものだった。
だが、その生活が軌道に乗るまでは、少々の――いや、かなりの苦労があった。
何しろ彼女には、人間社会の常識というものがぽっかりと欠落しているのだ。
それは同棲初日の翌朝のことだった。
俺が目を覚ますと、隣にいるはずのアンジェがいない。
リビングに行くと、窓が開け放たれ、朝の光が差し込んでいた。そして、ベランダの手すりに手をかけ、街を見下ろす彼女の後ろ姿があった。
黄金の髪が風になびき、神々しいほどの美しさだ。
――ただ一点、彼女が生まれたままの姿であることを除けば。
「なっ、おい!?」
俺は飛び起きてベランダに突進し、彼女の体を部屋の中に引き戻した。
「あ、おはようございます、ご主人様。良い天気ですね」
アンジェはキョトンとした顔で微笑む。白い肌が朝日に照らされ、肢体の曲線があらわになっている。
「良い天気じゃねえよ! なんで全裸なんだ!?」
「え? 就寝時は衣服などという拘束具は不要だと、昨晩ご主人様が……」
「それは寝る時の話だ! 外に出る時は服を着ろ、服を!」
俺が慌ててカーテンを閉めると、彼女は不思議そうに首を傾げた。
「なぜ身体を隠すのですか? 神が創りたもうたありのままの姿こそ、最も美しく尊いものなのに。人間たちは、神の恵みを恥じているのですか?」
真顔で、至極真っ当な(天使的には)倫理観を説いてくる。
俺は頭を抱えた。
「人間界には『公序良俗』ってのがあってだな……とにかく、外で裸はダメだ。俺以外に見せるな」
「……! なるほど、ご主人様だけのもの、ということですね?」
彼女はパァっと顔を輝かせた。
「はい、わかりました! 私の身体はご主人様だけの聖域……他の有象無象の視線に晒すなど、言語道断ですね!」
解釈は少しズレている気がするが、納得はしたらしい。
それ以来、彼女は外出時はきっちりと着込むようになったが、家の中では「ご主人様が見ていいように」と、かなりきわどい格好を好むようになってしまった。
次の事件は、スーパーへの買い出しで起きた。
生活用品を揃えるため、彼女を連れて近所のスーパーへ行った時のことだ。
俺が洗剤を選んでいる隙に、アンジェがりんご売り場の前で立ち止まっていた。
彼女は艶のいい真っ赤なりんごを一つ手に取ると、嬉しそうに眺め――そのまま口へ運ぼうとした。
「待て待て待て!!」
俺は寸前で彼女の手を掴んだ。
「え? 何ですか、ご主人様?」
「何ですかじゃない、金! 金を払ってないだろ!」
「かね……?」
彼女はきょとんとして、りんごと俺を交互に見つめた。
「万物は神が子らに与え給うた恵みではないのですか? 空の鳥、野の草と同じく、私たちもまた、世界から糧を得る権利があるはずですが」
天使的共産主義の発動だ。悪気は一切ない。彼女にとって、そこに実っている(置かれている)果実を食べることは、呼吸をするのと同じ自然な行為なのだ。
「ここはエデンの園じゃないんだ。資本主義社会なんだよ」
俺は彼女からりんごを取り上げ、カゴに入れた。そしてレジへ連れて行き、財布から紙幣を取り出して店員に渡す一連の流れを見せた。
「いいか、この世界では、何かを得るには対価が必要なんだ。それがこの紙切れだ」
「対価……」
アンジェは神妙な顔でレジスターを見つめ、それから俺を見た。
「つまり、奉仕と報酬の契約関係によって世界が回っているのですね」
「まあ、大体そうだ」
「わかりました。ならば私は、ご主人様から衣食住という報酬を頂いている以上、それに見合う、いえそれ以上の『奉仕』をしなければなりませんね」
店員の目の前で、彼女は熱っぽい瞳で俺を見上げ、そっと身体を擦り寄せてきた。
周囲の視線が痛い。
その一件以来、彼女は万引き未遂はしなくなったが、俺への「奉仕(夜の営み含む)」への熱意が異常に高まってしまった。
そして極めつけは、家電製品との戦いだった。
共働き(彼女は無職だが)ならぬ同棲生活を少しでも楽にしようと、俺はロボット掃除機を購入した。
箱から出し、スイッチを入れる。
ウィーン、と低いモーター音を立てて、黒い円盤が床を這い始めた瞬間だった。
「ご主人様、下がってください!!」
アンジェが金切り声を上げ、俺の前に立ちはだかった。
その愛らしい顔が、戦士のように険しく歪んでいる。
「魔物です! 床を這い回り、塵を喰らう下等な使い魔が結界内に侵入しています!」
「いや、あれは掃除機……」
「ご安心を! この程度の低級霊、私の聖なる光で浄化してご覧に入れます!」
言うが早いか、彼女は不可視化していた光輪を顕現させると、掌をルンバに向けた。
バチバチッ、と手元で光が収束していく。本気だ。本気で消し飛ばす気だ。
「やめろ馬鹿!!」
俺は慌てて彼女にタックルし、光の放出を阻止した。危うく5万円が光の粒子になるところだった。
「ああっ、ご主人様!? なぜ止めるのですか、あの魔物に魅入られているのですか!?」
「違う! あれは『ルンバ』ってやつだ! 俺たちの代わりに掃除をしてくれる、便利な機械なんだよ!」
「きかい……? 魂を持たぬ、動く人形……ゴーレムの一種ですか?」
俺は必死に説明した。技術の進歩、電気、モーター、センサー。
彼女はしばらく疑わしそうにルンバを睨みつけていたが、やがてルンバが壁にぶつかって方向転換する様子を見て、少し毒気を抜かれたようだった。
「……確かに、殺意や邪気は感じませんね。ただ愚直に床を這いずり回るだけの、哀れな存在……」
「そうそう、だから仲良くしてやってくれ」
「わかりました。……お前、私の許可なくご主人様の足元に近づいたら、即座に分解しますからね」
彼女はルンバに対して低い声でドスを利かせた警告を発した。
それ以来、我が家では、アンジェがルンバを「下僕2号」と呼び、上から目線で監督する奇妙な光景が見られるようになった。
そんな騒がしい日々のある夜、ふと気になって尋ねてみたことがある。
二人でソファに並んで座り、コーヒーを飲んでいる時だった。
「なぁ、アンジェのいた世界って、どんな所なんだ?」
俺の問いに、アンジェはカップを持ったまま少し考え込み、懐かしむような、でもどこかどうでもよさそうな顔をした。
「天界ですか? うーん……一言で言えば、『退屈』な場所でしたね」
「退屈?」
「はい。争いもなく、飢えもなく、永遠の満ち足りた時間が流れているだけ。私たち天使は、ただ創造主を讃え、世界の調和を見守るだけの存在でした」
彼女は俺の方を向き、とろけるような笑顔を見せた。
「欲も執着もない、真っ白な世界。……ご主人様に出会う前の私みたいに」
「……なるほどな」
「だから、今は毎日が刺激的で幸せです。ご主人様に恋をして、独占したくなって、嫉妬して……こんなに心が燃えるような感情、天界にはありませんでしたから」
彼女は俺の腕に頬をすり寄せた。
「もう戻りたいとは思いません。私の天国は、ご主人様の腕の中だけです」
そう言って唇を寄せてくる彼女を見て、俺は改めて思った。
堕ちた天使は、もう二度と空へは帰らないだろうと。
そんな騒がしい教育期間を経て、今のアンジェがある。
俺が仕事から帰ると、エプロン姿(下は穿いていないことが多い)で出迎えてくれる。
「お帰りなさいませ、ご主人様! 今日も素敵です! 大好きです!」
飛びついてきてキスを浴びせられ、そのまま押し倒されることもしばしばだが、持ち前の知能の高さゆえに、今や家事能力は完璧だった。
ただ、一つだけ問題があるとすれば、その「愛」が重すぎることだろうか。
俺が少しでも他の女性の話をすると、笑顔のまま目が据わる。
とはいえ、彼女の怒りは俺には向かわない。
「ご主人様の魅力を理解できない愚か者は、私が排除しましょうか?」
そんな物騒なことをサラリと言う彼女をなだめるのも、日課になりつつあった。
そんなある日。
俺はふと、手元にある「愛の弓」を見つめていた。
アンジェを完全に俺の虜にした、恐るべき神具。
これは、他の人間にも効くのだろうか?
俺の視線の先には、マンションの隣に住む女子大生、佐伯さんがいた。
朝の通勤通学の時間によく会う、黒髪の似合う清楚な美人だ。普段は挨拶を交わす程度だが、俺はずっと彼女に対して仄暗い興味を抱いていた。
「……アンジェ」
「はい、ご主人様?」
「この弓、人間にも使えるのか?」
「はい、もちろんです。ご主人様の愛の素晴らしさを広めるためなら、私が手伝います」
アンジェは嫉妬するでもなく、むしろ嬉々として答えた。
彼女にとって、俺が他の誰かを愛でることは「ご主人様の絶対的な支配領域が拡大すること」であり、喜ばしいことらしい。歪んでいるが、都合が良い。
早速、俺たちは実験を開始することにした。
ある休日の昼下がり、佐伯さんがベランダに出て涼んでいるのが見えた。ショートパンツから覗く健康的な太腿が眩しい。
俺は部屋のカーテンの隙間から、愛の弓を構える。
アンジェは俺の横で、ワクワクした様子で見守っている。
「狙いは外さないでくださいね、ご主人様」
「ああ、任せろ」
俺は矢を放った。
ハート型の矢尻がついた矢は、物理法則を無視して壁透過し、吸い込まれるように佐伯さんの胸へと突き刺さった。
「っ!?」
佐伯さんが胸を押さえてうずくまるのが見えた。
俺はすぐにベランダに出て、声をかけた。
「佐伯さん、大丈夫?」
彼女はゆっくりと顔を上げた。
その瞳は、あの時のアンジェと同じように、熱っぽく潤んでいた。
「あ……お隣の……お兄さん……?」
頬がみるみる紅潮していく。
俺と目が合った瞬間、彼女の理性のタガが外れる音が聞こえた気がした。
「……好き……ずっと、見てました……」
彼女はふらふらと立ち上がり、ベランダの仕切り板越しに手を伸ばしてきた。
「お願い……もっと近くに……私を、めちゃくちゃにして……」
真面目そうな女子大生が、発情した雌犬のような表情で懇願してくる。
成功だ。
俺がニヤリと笑うと、背後でアンジェが拍手をした。
「おめでとうございます、ご主人様! 新しい奴隷の誕生ですね! これからは三人で、もっとたくさん愛し合えますね♥」
俺は佐伯さんを部屋に招き入れた。
彼女は恍惚とした表情で俺の後をついてくる。
リビングに入るなり、佐伯さんは自ら服を脱ぎ始めた。Tシャツを脱ぎ捨て、ショートパンツを下ろす。健康的な肌が露わになり、スポーティなブラとショーツだけの姿になる。
「お兄さん……早く……触って……」
彼女は自分から俺に抱きついてきた。
アンジェが横から嬉しそうに微笑む。
「ご主人様、私も混ぜてくださいね?」
「ああ、もちろんだ」
俺は二人の女を両腕に抱き、ソファへと倒れ込んだ。
アンジェが俺のズボンを器用に脱がせ、既に硬くなった肉棒を解放する。
「わぁ……すごい……」
佐伯さんが目を輝かせて俺の男根を見つめる。
「さあ、お姉さんが教えてあげますね」
アンジェが佐伯さんの手を取り、俺の性器へと導いた。
二人の柔らかい手が、俺の肉棒を包み込む。
「こうやって……優しく……」
アンジェの指導の下、佐伯さんが恐る恐る扱き始める。
そして、アンジェは自ら舌を這わせ、亀頭を舐め上げた。
「んっ……ちゅぷ……ご主人様の味……♥」
その様子を見て、佐伯さんも真似をする。
「私も……」
二人の舌が俺の肉棒を這い回る。先端を舐め、竿を舐め、時には二人の唇が触れ合いながら、献身的に奉仕してくる。
「くっ……すげぇ……」
天使と女子大生による同時フェラ。こんな贅沢があるだろうか。
十分に濡らされた後、俺は佐伯さんをソファに押し倒した。
「お兄さん……来て……」
彼女は自ら脚を開き、ショーツをずらして秘所を晒す。既にトロトロに濡れている。
俺は一気に腰を打ち付けた。
「あぁぁぁっ!!」
佐伯さんの悲鳴にも似た嬌声が響く。
狭い膣内が俺を締め付けてくる。彼女も処女だったようだ。
「気持ちいい……お兄さんの……中で……暴れてる……!」
俺は容赦なく腰を振る。
その横で、アンジェが佐伯さんの乳房を揉みしだき、乳首を舐め始めた。
「んっ……あっ……二人で……責められて……おかしくなっちゃう……!」
佐伯さんは快楽に身を捩らせる。
「ご主人様、私も……欲しいです……」
アンジェが甘えた声で懇願してくる。
「わかってる。次はお前だ」
俺は佐伯さんの中に一度射精すると、すぐにアンジェへと向き直った。
「はい……♥ いつでもご主人様を受け入れられます……」
アンジェは四つん這いになり、尻を突き出す。
俺は背後から一気に挿入した。
「んあぁぁっ! ご主人様のっ……大好きですっ♥」
慣れた膣内が、俺を歓迎するように蠕動する。
俺は腰を打ち付けながら、ふと思いついた。
「佐伯さん、アンジェの胸を揉んでやってくれ」
「はい……♥」
佐伯さんはアンジェの下に潜り込み、揺れる乳房を両手で包んだ。
「あっ……二人に……愛されて……幸せ……!」
アンジェは恍惚の表情で喘ぐ。
こうして、俺たち三人は朝まで絡み合い続けた。
体位を変え、相手を変え、何度も何度も果てながら、快楽に溺れていった。
天使と女子大生。
この異常なハーレムは、まだ始まったばかりだ。
弓矢の狙いはまだ定まらない。次は会社の上司か、それともアイドルの卵か。
俺の欲望と、堕ちた天使の献身がある限り、この狂宴は終わらないだろう。
そんなある日のことだった。
ベランダでいつものようにアンジェとのんびり過ごしていると、突如として空が光り輝いた。
まばゆい光の中から降りてきたのは、アンジェよりもさらに神々しい存在。
成熟した女性の身体つきに、大きく広がる六枚の翼。そして、圧倒的な威圧感を放つ光輪。
女神だ。
「アンジェ界を統べる者として、行方不明の同胞を探しに来ましたが……まさか、汚らわしい人間に飼い慣らされているとは」
女神は俺と、俺に寄り添うアンジェを見て、冷たい軽蔑の眼差しを向けた。
「堕ちたものですね、アンジェ。さあ、天界へ戻りますよ。浄化の儀式が必要です」
その声には絶対的な響きがあった。
アンジェが怯えたように俺の背中に隠れる。
「嫌……帰りたくない……私はご主人様のものです……!」
「黙りなさい、汚らわしい」
女神が手をかざすと、見えない力が俺たちを押し潰そうとする。
圧倒的な力の差。このままでは引き剥がされてしまう。
だが、俺の手には「あの武器」があった。
愛の弓だ。
女神は俺など眼中にない。ただの羽虫程度にしか思っていないはずだ。
その油断が、最大の隙となる。
「誰が渡すかよ……!」
俺は咄嗟に弓を構え、女神の心臓を狙った。
距離は数メートル。外すはずがない。
放たれた矢は、光の速さで女神の胸へと吸い込まれた。
「なっ……!?」
物理干渉を無効化するはずの結界をすり抜け、矢が深々と突き刺さる。
「愚かな……人間の武器など、私に通じるはずが……」
女神は嘲笑しようとしたが、その言葉は途中で途切れた。
胸から溢れ出すのは、血ではなく、甘いピンク色の光。
「あ……ぐぅ……熱い……何、これ……身体が……」
天空に浮かんでいた女神の体が、ゆっくりとベランダへと舞い降りる。
高慢だった表情が崩れ、頬が紅潮し、瞳が潤み始める。
「心が……満たされていく……愛……これが、愛……?」
女神は俺をじっと見つめ、その場に膝をついた。
「ああ……あなただったのですね……私がずっと求めていた、運命の相手は……」
先ほどまでの威圧感はどこへやら。彼女は頬を上気させ、熱っぽい視線で俺を見上げてくる。
「ご無礼をお許しください、愛しき殿方……私の身体も、心も、全てあなたのものです」
女神は恭しく頭を垂れ、俺の手を取って自らの頬に寄せた。
アンジェと同じく、彼女もまた完全に堕ちたのだ。
俺はにやりと笑い、女神の豊満な肢体を引き寄せた。
「いいだろう。たっぷり可愛がってやるから、覚悟しろよ」
「はい……♥ 存分に、愛してくださいませ……」
俺は女神とアンジェを部屋へと連れ込んだ。
ベッドに座ると、女神は自ら俺の前に跪いた。
「私の全てを、あなた様に捧げます……」
女神は神々しい白い衣を自ら脱ぎ捨てた。
露わになったのは、アンジェよりも成熟した豊満な肢体。大きく張り出した乳房、くびれた腰、豊かな臀部。まさに女神と呼ぶにふさわしい完璧な身体だ。
「綺麗でしょう? ご主人様」
アンジェが嬉しそうに言う。
「ああ、最高だ」
俺は女神の顎を持ち上げ、唇を奪った。
「んっ……ちゅ……はぁ……初めての口づけ……幸せです……」
女神は蕩けた表情でキスを受け入れる。
アンジェが横から俺のズボンを脱がせ、既に硬くなった肉棒を露出させる。
「さあ、お姉様。ご主人様のお慰めを」
「はい……これが、男性の……」
女神は恐る恐る俺の肉棒に手を伸ばした。柔らかく、それでいて力強い手つきで扱き始める。
「こうですか……?」
「ああ、いい感じだ」
アンジェが女神の手を取り、指導する。
「もっとこう……先端を……」
二人がかりで奉仕される快感に、俺は思わず声を漏らした。
「くっ……」
「あら、お気に召しましたか?」
女神が微笑み、そして自ら口を開いて俺の肉棒を咥えた。
「んむっ……ちゅぷ……れろ……」
天上界の最高位の存在が、俺の性器を舐め回している。この背徳感がたまらない。
十分に濡らした後、俺は女神をベッドに押し倒した。
「さあ、お前の処女、もらうぞ」
「はい……どうぞ、私の全てを……」
女神は自ら脚を開き、秘所を晒す。薄いピンク色の花弁が、愛液で濡れ光っている。
俺は一気に腰を打ち込んだ。
「あぁぁぁぁっ!!」
女神の悲鳴が部屋に響く。
処女膜を突き破り、奥へと侵入する。
「痛い……でも……嬉しい……あなた様に……捧げられて……!」
女神は涙を流しながらも、恍惚の表情を浮かべている。
俺は容赦なく腰を振り始めた。
「あっ、あっ、あぁっ! すごい……身体の奥が……熱い……!」
六枚の翼が激しく羽ばたき、光輪がピンク色に明滅する。
その横で、アンジェが女神の乳房を揉みしだく。
「お姉様、気持ちいいですか?」
「ええ……とても……こんな快楽……天界では……!」
「ふふ、ご主人様は最高ですよね」
二人の天上の存在が、俺の肉棒に貫かれ、喘ぎ声を上げている。
「くっ、出るぞ……!」
「はい……! 私の中に……全て……注いでください……!」
俺は女神の最奥で射精した。
ドクンッ、ドクンッ!
「あぁぁぁぁっ♥♥♥」
女神は背中を反らせ、絶頂を迎えた。
一度では終わらない。
俺は次にアンジェを抱き、その横で女神が俺たちを見つめる。
そして再び女神を抱き、アンジェが補助する。
三人は朝まで絡み合い、快楽に溺れ続けた。
天使に続き、女神までも手に入れてしまった。
俺のハーレムは、もはや人間界の枠を超え、神話級の規模になりつつあった。
最高の気分だ。
ベッドの上で、二人の天上の美女が俺に寄り添って眠っている。
この狂宴は、まだまだ終わらないだろう。
――そして、女神がお姉さんとして加わった、新たな日常が始まった。
一言で言えば、カオスだ。
朝。俺が目を覚ますと、両脇に温かい感触がある。
右にはアンジェが俺の腕を枕にして安らかに眠り、左には女神が俺の胸に頬を寄せて抱きついている。
俺が少し身じろぎすると、二人は同時に目を覚ました。
「ん……おはようございます、ご主人様♥」
「おはようございます、愛しき殿方……♥」
二人の美女による朝の挨拶。それだけで天国だが、すぐに戦いが始まる。
「ご主人様、朝のキスをお願いします!」
「あらアンジェ、お待ちなさい。長幼の序というものを忘れたのですか? まずは私から……んっ」
女神が強引に俺の唇を奪う。豊満な双丘を俺の胸に押し付けながらの濃厚なキスだ。
「やだ、お姉様ずるいです! 私もっ!」
アンジェも負けじと反対側からキスをしてくる。
朝から唾液まみれになりながら起床するのが日課となった。
朝食の時間。
女神も人間界の服を着るようになった。俺の趣味で選んだ、タイトなニットとスリットの入ったスカートだ。その見事なプロポーションが強調され、朝から目の毒である。
「殿方、本日の朝食は私が……と言いたいところですが、この……『トースター』なる魔道具の機嫌が悪く……」
女神がキッチンで困り顔をしている。見ると、トースターから黒煙が上がっていた。
「お姉様、またですか? パンを焼くには『聖なる炎』ではなく、ダイヤルを回して焼けばいいと教えませんでしたか?」
アンジェが呆れたように言いながら、手際よく消火活動を行う。
「だって……少し火力を足せば、より美味しくなるかと……」
「お姉様の『少し』は、核爆発レベルなんですよ!」
アンジェはすっかり「しっかり者の妹」ポジションに収まっていた。
女神は高潔で万能に見えるが、人間界の常識レベルはアンジェの初期状態以下だ。「電子レンジ」を「封印の箱」と勘違いしたり、「テレビ」の中の人に向かって説教を始めたりと、事あるごとに騒動を起こす。
だが、俺に叱られると、
「申し訳ありません……どうぞ、この愚かな女をお仕置きしてくださいませ……」
と、潤んだ瞳で懇願してくるのがたまらない。
夜の営みも、さらに激しさを増している。
女神はプライドが高い反面、夜はとことん尽くすタイプだ。
「殿方、今夜はどのような責め苦をお望みですか? 私の身体を使って、あなたの欲望の全てを満たしてくださいませ」
そう言って自ら開脚し、誘ってくる。
アンジェも負けじと張り合う。
「ご主人様、私の方が身体が柔らかいです! ほら、こんなことも……」
二人が競い合うように俺への奉仕を行い、俺を快楽の極地へと誘う。
休日には、佐伯さん(女子大生)も加わっての4人でお出かけや、自宅での乱交パーティーも定例化した。
近所では「美人の姉妹と暮らす勝ち組サラリーマン」として噂になっているらしいが、まさかその正体が天使と女神、そして隣の女子大生と毎晩交わっているとは誰も思うまい。
退屈だった日常は、今や刺激に満ち溢れている。
人間、天使、女神。種族を超えた愛と狂気が渦巻くこの場所こそ、俺にとっての本当の楽園なのかもしれない。
俺はソファでくつろぎながら、キッチンで仲良く喧嘩する二人の背中を見つめ、満足げにコーヒーを啜った。